
今回は写真の様な斜め巻き結びを使って天然石のルースを包み込む方法を教えます。
通常はタッチング結びを使ってはしご状に編んでいって、天然石を包み込むのが一般的です。今回は仕上がりが一風違い、少しボリュームがでる石の包み方を解説していきます。
タッチング結びを使った天然石の包み方を知りたい方はこちらから

この様にタッチング結びと巻き結びでは仕上がりのデザインが全く違います。
少し違った形で天然石を包んでみたい方にはお勧めです。

まず編みたい天然石を用意します。
今回2.6×2.3cmのクレイジーレースアゲートを使用しました。
メノウの一種ですが柄が複雑に絡み合っている名前の通りのアゲートです。

紐6本で始めます。カットした紐の真ん中から編んでいきます。
今回130cmx6本をカットしましたが少し長すぎでした。
これは天然石の淵の厚みによってですが、厚すぎる場合は8本でやるといいと思います。ちなみに今回使用した石の厚みは3mmぐらいです。

真ん中の紐2本を斜め巻き結び。
今回解りやすいように紐を2色使いにしました。




この様に紐6本でダイヤ形を作っていきます。



繰り返しなので簡単ですね。

だいたい石の外周の半分ぐらいで止めます。

最初は短めで最後に調整するといいでしょう。

反対側も同じように斜め巻き結びで編んでいきましょう。

だいたい一周ぐらい編んだら、編んである部分を引っ張ってみましょう。
少し伸びると思います。伸びきった状態で一周分になるまで編みます。

こんな感じです。

次に天然石を囲む芯になる紐を2本カットします。
一応最初の2色とは違った色を選んだのですが、、、わかりにくいです。

ちょうど真ん中に芯になる新しい紐を絡めていきます。


こんな感じです。
石のサイズによって真ん中がない場合は下の写真の様に端から紐を絡めていきます。

紐を通すのが大変ならば、針を使ってみてください。

ただ通していくだけです。

逆側も同じように。

もう1本の紐もセットします。



両側とも芯になる紐がセットされました。

芯になる紐同士で裏巻き結び(ひと結びでもいいです。)


結んだら石をはめ込みます。

石の裏側も同じく、芯になる紐同士を裏巻き結び。


しっかりと結びます。
ここで表裏で締め具合を調整しながら石が外れないようにして下さい。

しっかりと石が固定されています。

ここで最初の6本でダイヤ形を作っていった時の芯紐同士を表裏とも結んでいきます。
この4か所だけしっかり結んでおけば石はしっかり固定されます。

こんな感じで今回は芯紐と芯になる紐を使ってバチカン部分を作っていきます。

この様に残りの紐は必要ないので今回はカットして焼き止めしました。
このへんは応用が利くので、余りの紐を使ってバチカンを装飾したり、ネックレス部分を編んでいくなど自由にアレンジしてください。

こんな感じでバチカン部分を編んで完成させました。


写真のように少しボリューム感がある仕上がりです。
この天然石の包み方は、色を混ぜたりして変化をつけやすく、仕上がりもガッチリしてタッチング結びの石包みとは違った印象になります。
ただ紐の数が多くて処理がめんどくさいというデメリットがあります。
いつもの石包みには飽きていいるという方は是非チャレンジみてください。
とても簡単で時間もたいしてかからないと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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