今回は私自身が天然石に初めて出会い、のめり込んでいくきっかけとなった、
至って個人的な話をしたいと思います。
いつもアクセサリー作りをしていた方にとって、少しの骨休み的な内容になるといいなと思いながら書いていきます。
興味があったら読んでみてください。

話は2005年の一月にさかのぼります。
当時20代半ばだった私はインドのゴア州にいました。
トランスパーティーで有名で、世界中から旅行者がロングステイしていたその場所に自分もその内の一人となり、刺激的で楽しい毎日を送っていました。

若さゆえに自分のあり余ったエネルギーをコントロールできず、むしろそんなこと等考えもしなかった私に、友達がある人を紹介してくれました。
その人は旅をしながら天然石の手作りアクセサリーを売り歩きながら何年も生活しているイスラエル人でした。(アイキャッチ画像の人ではありません。)
そんな生き方があるんだなという衝撃とともに、その人のとても穏やかで不思議な人間性と雰囲気に私は好感を持ち、一つネックレスをオーダーして作ってもらう流れとなりました。

彼は、自分のあり余ったエネルギーを抑えるにはこの石が良いといい、レインボームーンストーンを勧めてくれました。
天然石の知識等全くなかった当時の私としては何でもよかったので、即O.K.して作ってもらいました。
そのまま毎日身に着けてはいたものの、特にわかりやすい変化も見られなかったし、ただのアクセサリーとしてただ首から下げていただけでした。

そのまま2か月ぐらいが経過し、南インドにあるゴアはとっても暑くなり、旅行者も次から次へと去っていき、なんか寂しく感じ、自分も飽きてきていたので徐々にインドを北上することにきめました。

ラジャスタン州のいくつかの町、ヨガで有名なリシュケシュ等を経由してダラムサラという町にたどり着きました。


そこはヒマーチャルプラディーシュ州というヒマラヤ山脈の中にある、標高2000メートルぐらいにある町で、チベットの亡命政府がありダライ・ラマが住んでいる事でも政治的に有名な町です。

ここまで来ると気候は時には少し涼しく感じるぐらいまで変化し、快適だったので、歩いて1時間ぐらいで行ける綺麗な滝を見に行くことにしました。



こんな感じの道を歩く事1時間、ようやく目的地の滝にたどり着きました。


このあたりは割と涼しいとはいえ、昼間の直射日光は鋭く、一時間も登りを歩き続けた私は汗をたくさんかくほどになっていたので、すぐにここで泳ぐことにきめました。
その時、このとても透き通った清潔な、滝からあふれてくる水を見てある事を思い出しました。
それはゴアでアクセサリーを作ってくれた彼が言っていた、ムーンストーンは満月の日に月光浴をさせるか、ピュアな川や湖の水で洗ってあげると浄化できで、また綺麗なエネルギーが戻ってくるという様な事でした。
とりあえず半信半疑で水に入りながら、自分の着けているネックレスをはずして水の中で手で洗ってみました。
私の着けていたムーンストーンは透明と白地に光の角度でブルーシラー効果がある様な石でしたが、
水の中で洗った後、、、
白地だった所が透明になり、ブルーシラーも一層強く輝くようになり、浄化前と後では全く別の石ではないかと思うほど変化しました。
半信半疑だった私としては特に驚いて、言葉を失うとはこういう事だと身をもって実感しました。

この体験以来、私は天然石に興味を持つようになりました。
この時はまだ自分も天然石を使ったアクセサリーを作って商売しようなんて考えもしなかったですが、今思うと水の流れの様にすべてが循環していて、今の自分を作る最も大きなきっかけを作っていると思います。
ムーンストーンのネックレスを作ってくれた彼、またその人を紹介してくれた友達に心から感謝しています。
長い話になりましたが、完全に個人的な話をここまで読んで頂きありがとうございました。

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